眉毛にアートメイクをした場合に脱毛ができるのか?気になる疑問を検証
最近では男性も眉毛を整える人も少なくありません。中にはアートメイクといって、自分の理想の眉の形になるように肌に色素を入れる施術を受ける人も出てきています。また眉毛の形を整えるにあたって、脱毛をするアプローチもあります。ところでこの眉のアートメイクと脱毛を両方行ってもいいのでしょうか?またアートメイクと脱毛を比較した場合、どちらがいいのかについても見ていきますので眉毛のお手入れをしたい人は参考にしてみてください。
目次
アートメイクと脱毛を行うことは可能か?
眉にアートメイクをした後でムダ毛が気になって脱毛したいという人もいるでしょう。アートメイクを行った後で、脱毛施術を行うことは可能かについてみていきます。
アートメイクをしている個所の脱毛はNG
基本的にアートメイクをしている場所に脱毛の施術を行うことはできません。ただしアートメイクをしていない箇所の眉のムダ毛を脱毛することはできるかもしれません。しかしどこに生えているムダ毛かによって脱毛可能かどうか変わってきます。
またどこまで脱毛できるかは、クリニックによっても違ってきます。例えば該当部分と周辺一定の範囲は無理というところもあれば、眉の周囲の頬や鼻のムダ毛脱毛もNGというところもあります。アートメイクをしていて眉毛の脱毛をしたければ、施術可能かあらかじめ問い合わせておくといいでしょう。場所によっては脱毛できるかもしれませんが、かなりの制約が伴うことは理解しておいてください。
なぜ脱毛できない?
なぜアートメイクしているところに脱毛できないか、これは脱毛器のメカニズムが関係しています。脱毛器は主なものとして、レーザー脱毛と光脱毛があります。いずれも基本的な仕組みは一緒です。黒や茶色などムダ毛の色に反応するレーザーや光を照射します。そしてレーザーと光のエネルギーによって、ムダ毛の発毛組織を破壊します。こうすることでムダ毛の処理ができるわけです。
アートメイクはナチュラルに仕上げるために、黒や茶色など眉毛と同じような色味の染料を入れるでしょう。ということはこのアートメイクにレーザーや光が反応してしまう恐れがあるわけです。すると肌にレーザーや光が照射されることでやけどなどの肌ダメージを起こすリスクが高いです。ですからアートメイクを施している個所には脱毛器を照射できないわけです。
ちなみに日焼けをすると、浅黒く肌が変色する方も多いでしょう。するとこの浅黒い肌にレーザーや光が反応する可能性があります。ですから脱毛する際には日焼けをしないように指導されるはずです。脱毛するのであれば、直前の日焼け対策は慎重に行いましょう。
脱毛はアートメイク前に
眉毛の脱毛はアートメイクをしている個所にはできません。ですから眉毛のムダ毛が気になるのであれば、アートメイク前に済ませておきましょう。また眉毛の脱毛をした後すぐにアートメイクをするのはやめたほうがいいです。脱毛をした直後の肌は軽くダメージを負っている状態だからです。そんな状態でさらに負担のかかるアートメイクをしてしまうと、深刻な肌トラブルになってしまう危険性があります。また脱毛直後にアートメイクをしてしまうと、色素が定着しにくくなります。結果的に思うような仕上がりにならないかもしれません。
脱毛の後でアートメイクをしようと思っているのであれば、少なくても1か月は時間を置くようにしてください。その上でアートメイクをするにあたって、担当者に施術をしても問題ないか確認しておきましょう。
アートメイクと眉毛脱毛、施術を受けるならどっち?
アートメイクをした後で眉毛脱毛をするのは基本的には不可です。ではどちらの施術を受けたほうがいいのでしょうか?眉毛を整えたいと思っている人のために、アートメイクと眉毛脱毛のメリットについて以下にまとめました。どちらをやろうか迷っているのであれば、以下の情報を参考にしてみてください。
眉毛脱毛のメリット
眉毛脱毛のメリットとして、まずナチュラルな仕上がりにできる点に注目です。眉毛の生えている肌のところにアートメイクを施すと、どうしても不自然な印象が残りかねません。特に眉毛がもともと薄い人がアートメイクをすると、色素を入れた肌がより目立ってしまいます。しかし眉毛脱毛の場合、全体的なボリュームを押さえるなどの調整が可能です。自分の眉毛の毛量を調整するだけなので、仕上がりがアートメイクと比較してよりナチュラルです。
眉毛脱毛の中でも医療レーザー脱毛を受ければ、半永久的に脱毛できる可能性もあるのもメリットの一つです。自分の理想の眉毛の形のまま、ずっときれいな状態をキープできる可能性があります。また眉毛を自分で整えている人の中には、カミソリや電気シェーバーを使っている人もいるでしょう。このような刃物を使って眉毛のお手入れをすると、肌に負担がかかります。剃ったところが黒くポツポツしてしまう、毛抜きを使ったら赤く炎症を起こしてしまった、このような悩みも眉毛脱毛すれば、解消されるはずです。
眉毛の周辺に産毛が生えていて困っているという人もいるでしょう。産毛の処理はアートメイクでは難しいでしょう。しかし眉毛脱毛ではこのような産毛の処理も可能です。レーザーや光脱毛では難しいですが、例えばワックス脱毛を使用すれば産毛もしっかり処理できます。
アートメイクのメリット
アートメイクのメリットは、ずっと理想の眉毛をキープできる点です。通常のメイクであれば、汗をかくと流れてしまう、クレンジングをすれば落ちてしまいます。しかしアートメイクは染料を肌の中に注入する手法なので、汗や水で流れたり、洗顔で落ちたりする心配がありません。他はすっぴんでも眉毛だけはきれいな形に整えられます。近くのコンビニに立ち寄るだけなのでメイクをするのは面倒な場合、すっぴんでも眉毛は整っているのでそのまま外出できるかもしれません。すっぴんでもきれいな眉毛を維持したいと思っている人におすすめです。
アートメイクは少し前までは、平面的でべたっとした仕上がりになるといわれていました。しかし最近では技術の進歩でいろいろな仕上がりに対応できるようになりました。アートメイクには手彫りやマシン彫り、この両方の組み合わせなどいろいろなアプローチがあります。どの手法をとるかによって、仕上がりが変わってきます。近年では3Dや4Dのような眉毛に仕上げることも可能です。パウダーメイクを施したかのようなふんわり眉毛にすることや1本1本わかるような毛並みを作り出すような技法もあります。
アートメイクは一回入れてしまうと、もう形を変えられないと思っている人も多いようです。しかし実際のところ、修正が可能です。タトゥーの場合、肌の奥深くに色素を入れるため、一回入れるとなかなか消えません。一方アートメイクの場合、肌に近いところに色素を入れます。このため肌のターンオーバーによって、いずれ消える可能性が高いです。個人差がありますが、だいたい2~3年も経過すれば消えるといわれています。つまりやり直したいと思ったら、何年か経過すれば修正が可能です。
結局どちらを選択すればいい?
アートメイクと眉脱毛、どちらがいいかはケースバイケースです。眉毛の毛量が多くゲジゲジ眉毛になっているのをどうにかしたいと思っているのであれば、眉脱毛がおすすめでしょう。一方生まれつき眉毛の毛量が薄い、ほとんどなければアートメイクを施すのがおすすめです。眉毛を育毛するのは簡単なことではないですし、生えても時間がかかるかもしれません。アートメイクの場合、直接染料を入れるので施術をした当日から効果を実感できます。水で流れることもないので、プールや海水浴、温泉に行っても問題ありません。このようにどのような眉毛に関する悩みを持っているのか、どのように仕上げたいのかによってどちらがいいのか変わってきます。自分にとってどちらがベストの選択肢か、慎重に判断しましょう。
アートメイクの前に眉毛脱毛をするメリット
眉毛脱毛はアートメイクをやった後に行うのは制約が伴いますが、アートメイクの前に行うのは問題ありません。アートメイクの前に眉毛脱毛をすると、より理想的な眉毛の形に仕上げられるかもしれません。どのようなメリットがあるのか、以下にまとめました。
お手入れの手間が省ける
もし眉毛が一部長いなどの気になる毛があれば脱毛するといいです。もし脱毛をしないと自分で処理しなければなりません。眉毛のお手入れをする際、シェーバーやカミソリ、毛抜きなどを使用します。いずれの場合も使うと肌に大きな負担がかかります。特に毛抜きを使用した場合、毛の抜けたところに雑菌が入ると炎症やニキビの原因となってしまいます。脱毛をすれば、このようなお手入れをする必要がなくなります。肌にも負担がかかりません。肌トラブルの発生するリスクを低減できます。
お手入れしなくても良くなるということは、時間の節約効果も期待できます。眉毛のお手入れにかけていた時間を別のことに充てられます。眉毛のお手入れをするのは朝外出する前という方も多いでしょう。仕事をしている人の中には、朝は早く出社しないといけないのでバタバタしている方も多いはずです。もし眉毛のお手入れをする必要がなくなれば、例えば朝食の時間に使うといった別のことに時間を割けます。眉毛のお手入れなど出社前の準備で朝食が食べられなかった人にとっては、大きなメリットになるでしょう。
理想の眉毛の形をキープできる
アートメイクでベースとなるフォルムはキープできるかもしれませんが、例えば長い眉毛のあった場合アートメイクから飛び出して不自然になってしまいます。しかしあらかじめ長い眉毛や少し離れたところに生えている眉毛を脱毛しておけば、よりきれいな眉毛の形にできるわけです。眉毛の輪郭にこだわりがあれば、アートメイクをする前に処理しておきたいムダ毛がないか確認しておくといいでしょう。
アートメイク前に眉毛脱毛をすると、ムラがなくなるのもおすすめポイントです。自分の眉毛を鏡で見てみましょう。密集して毛の生えている個所もあれば、少し薄い箇所もあるでしょう。アートメイク前に眉毛脱毛をすれば、このようなムラを均一にならすことが可能です。もし先にアートメイクをしてしまうと、このムラを脱毛で調整するのも難しくなります。ムラのあるままでアートメイクをしてしまうと、特定の箇所が悪目立ちしてしまう恐れがあります。
施術に手間取らない
もしアートメイクをした後に脱毛をするとなると、アートメイクしている個所には施術ができません。よって脱毛の施術を受ける際には毎回「ここはアートメイクの染料が入っているので…」と担当者に伝えないといけません。これをいちいち言うのはなかなか面倒です。
一方逆にアートメイクをする前に眉毛脱毛をする場合、「ここに色素が入っている」といちいち伝える必要はありません。しかも自分の思っているところ、どこでも脱毛をお願いできます。施術を担当する人もアートメイクしている個所を避けて脱毛器を当てないといけません。しかしアートメイクをする前であれば、場所をいちいち確認する必要はありません。スムーズに施術を進められるでしょう。
まとめ
ここまで見てきたように、アートメイクをした後で眉毛脱毛をするのは難しくなります。レーザーや光がアートメイクの色素に反応してしまう恐れがあるからです。その結果、肌がダメージを受けかねません。ただしアートメイクを施す前に眉毛脱毛をするのは一切問題ありません。眉毛脱毛を前もって行うと、眉毛の形を整えられます。眉毛を全体的に処理することで、そのあとにアートメイクをした場合、その美しさを引き立てられます。眉毛脱毛をすれば、その後カミソリやシェーバーなどを使ってお手入れをする必要もないでしょう。ですから眉毛脱毛をアートメイクの前に行うのがおすすめです。
ただし眉毛脱毛を行うのであれば、アートメイクをする前に十分余裕を持って施術を受けましょう。脱毛をする際、その周辺の肌にも大きな負担がかかるからです。もし後でアートメイクをするのであれば、少なくても1か月前までには眉毛脱毛が完了するようにスケジュールの調整を進めましょう。