全身運動で効率よく痩せる!キックボクシングダイエットのメリットデメリットとは?
ダイエットの方法は時代関係なく、いろいろなものが紹介されています。その中でも女性で近ごろ人気のダイエット法として、キックボクシングがあります。女性のタレントさんやモデルさんがやっているということで「自分も」と思う人も多いようです。女性だけでなく、男性もキックボクシングすればダイエット効果は十分期待できます。そこでここではキックボクシングのダイエット効果と実践するにあたってのメリット・デメリットをメインに見ていきます。
目次
キックボクシングがダイエットに効果的と言われる理由
キックボクシングにチャレンジする人も増えてきていますが、その背景にダイエット効果が期待できるからが挙げられます。なぜダイエット効果があるのか、以下で詳しく見ていきましょう。
消費カロリーが高い
ダイエットの基本中の基本として、食事などの摂取カロリーよりも運動などの消費カロリーを大きくしなければなりません。キックボクシングはカロリーの消費量が大きいのがダイエットに効果的と言われる理由です。体重50~80kgの人が1時間キックボクシングをすると、525~840キロカロリー消費できるといわれています。
主要な運動のカロリーを見ると、同じ条件でジョギングが350~700キロカロリー、水泳で400~750キロカロリーです。水泳よりも多くのカロリーを消費できます。限られた時間で運動して、よりしっかりカロリー消費したければキックボクシングがおすすめです。
有酸素運動と無酸素運動の両方の効果がある
運動に有酸素運動と無酸素運動のあるのはご存知ですか?有酸素運動とはあまり負荷のかからない長時間トレーニングのことでウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などが該当します。一方無酸素運動とは負荷の高いエクササイズを短時間行う運動で、代表的なのが筋トレです。ダイエットをするためには有酸素運動と無酸素運動の両方をバランスよくやったほうがいいといわれています。
キックボクシングは、これ一つで有酸素運動と無酸素運動の両方の効果が得られます。これもダイエット効果が高く期待できる理由の一つです。キックボクシングは全身を使って運動するので、水泳やダンスと同じように有酸素運動の一種です。しかも上で紹介したようにジョギングや水泳以上のカロリー消費量が期待できます。一方でキックボクシングではキックで足を上げる動作が含まれます。この蹴り上げる際に体のバランスを崩さないようにインナーマッスルを使います。このため、お腹周りの体幹に対する筋トレ効果も期待できます。このように一度に有酸素運動と無酸素運動両方の効果が得られるので、効率的にダイエットできる可能性は高いわけです。
効果の現れる頻度
キックボクシングダイエットをしようと思って、最初のうちはやる気があるのでついつい頻度を増やしてしまう人もいるでしょう。しかしキックボクシングは全身の筋肉を使っての激しい運動です。特に今まであまり運動をしてこなかった人は、全身筋肉痛になってしまうかもしれません。
私たちの筋肉は激しい運動をすると組織が破壊されます。この時破壊された筋繊維を修復するのですが、この時に発生するのが筋肉痛です。超回復といいますが、筋肉は修復するときに今までよりも太く丈夫になります。ですからキックボクシングエクササイズを続けると、筋力が徐々にアップしていくわけです。ですから筋肉を回復する時間が必要です。キックボクシングをして筋肉痛が現れたら、無理せず休息をとりましょう。そして痛みがなくなったところで、キックボクシングエクササイズを再開します。このペースを維持するのであれば、だいたい週に2~3回くらいのペースでトレーニングするのがおすすめです。
効果の現れるまでの期間
キックボクシングエクササイズを1回や2回やったくらいで、すぐに体形が変わることは残念ながらありません。ある程度続けていかないと効果が現れません。最初いくら頑張っても体形にあまり変化が現れなくても、あきらめずにもう少し続けてみましょう。個人差がありますが、だいたい週2~3回の頻度でエクササイズをした場合2~3カ月も経過すれば、体の変化が実感できるようになるでしょう。ですから少なくても3カ月間は続ける覚悟で、キックボクシングエクササイズを始めてみてください。
H2 キックボクシングダイエットをするメリット
キックボクシングダイエットのメリットとして、続ければ痩せ効果の期待できることが大きいです。その他にもいろいろとおすすめポイントがありますので、ここで主要なものについていくつかピックアップしてみました。
きれいなボディラインを獲得できる
男性の中にはただダイエットするのではなく、筋肉もつけてきれいなボディラインを作りたいと思う人も多いでしょう。そんな人にはキックボクシングダイエットがおすすめです。キックボクシングは全身の筋肉をまんべんなく使って行うからです。キックボクシングはキックとパンチの両方をコンビネーションで繰り出していきます。
まずパンチを放つためには腕だけでなく肩回りや背筋が必要です。またキックを出すときには足だけでなく、体をひねる際に腰回りやウエスト、ヒップの筋肉を使います。このように全身くまなく筋肉を使いますので、バランスよく鍛えられます。全身的に筋肉がつき、引き締まってマッチョな肉体を手に入れられる可能性が高いです。
楽しく続けられる
男性の場合、仕事や人間関係で日々ストレスをためている人も多いでしょう。そんな人にキックボクシングはおすすめです。というのもストレス発散できるからです。サンドバックにキックやパンチを繰り出すことで、日々のうっ憤を晴らせます。しかもキックやパンチを繰り出すと、闘争本能が掻き立てられます。するとアドレナリンが体内で放出されます。キックボクシングは激しい運動なので肉体の消耗度は高いのですが、アドレナリンが出るので長時間ずっと運動してもそれほどしんどく感じません。
ダイエットというとつらいイメージがあるでしょう。実際辛くて途中で挫折する人も少なくありません。しかしキックボクシングは辛さをあまり感じず、楽しく続けられるといいます。特に過去ダイエットにチャレンジして失敗した人には、キックボクシングダイエットはおすすめです。
基礎代謝がアップする
キックボクシングを続けると、全身の筋力がアップします。すると基礎代謝がアップすると考えられます。基礎代謝とは呼吸や体温維持など、私たちが生命活動するために消費されるエネルギーのことです。基礎代謝がアップすると普通に生活しているだけでも、消費されるカロリー量が増えます。つまり太りにくく痩せやすい体質に変身できるわけです。
キックボクシングを続けると、全身の筋力がアップします。代謝の中でも最もエネルギーを消費するのは筋肉です。全身の筋力が向上することで、より効率的にエネルギー代謝できる身体を獲得できます。痩せやすい体質になりますので、ダイエット後に懸念されるリバウンドの発生リスクも少なく抑制できます。
キックボクシングダイエットのデメリット
キックボクシングダイエットにはメリットがある半面、デメリットもいくつかあります。デメリットも十分理解したうえで、日常生活にキックボクシングを取り入れるかどうか慎重に判断しましょう。
ケガをする可能性がある
キックボクシングをする中で、ケガしてしまう危険性がありますので注意しましょう。パンチを出すときにこぶしを痛めてしまう、蹴ろうとしたときに足首や腰をひねってけがをすることがありえます。またけりを出したときにバランスを崩したり、汗などで滑ったりして転倒することも考えられます。
またケガではありませんが、サンドバックを蹴ったときにスネを痛める人もいます。中には青あざができてしまうこともあり得ます。蹴ったときにスネが痛くなるというのであれば、レガースなど足を保護する器具をつけてキックするといいでしょう。またサンドバックにも硬いものから柔らかいものまで、いろいろとあります。初心者は無理のない範囲で軽くて柔らかいものを使ってみるといいでしょう。
初期費用が掛かる
キックボクシングをするためには、いくつかアイテムを用意しなければなりません。このため、どうしても初期費用が発生します。トレーニングシューズやグローブ、こぶしなどを保護するためのバンテージ、レガースなどが必要になるでしょう。初期費用として2万円くらいかかるかもしれません。
キックボクシングのやり方をマスターするために、ジムに入会した方がいいでしょう。サンドバックなど練習用の器具がそろっていますし、インストラクターがトレーニングの方法をいろいろとレクチャーしてくれるからです。ジムによって料金はまちまちですが、入会金と月会費のかかることが多いです。だいたい入会金と月会費共に1万円前後としているところが多いです。そこまでまとまった費用は発生しないものの、お金がかかる点は理解しておきましょう。
ジムが利用しにくくなることも
キックボクシングジムに通ってエクササイズする場合、時間帯によっては混み合っている可能性もあります。この場合、サンドバックや筋トレ器具などを思うように利用できない可能性があります。どの時間帯が混みやすいかはジムによって若干異なるかもしれません。しかし一般的な傾向として、17~19時、一般企業が終業後の時間帯は混みやすいといわれています。特に縄跳びやサンドバックの場所取りの競争が激しく、少し順番待ちを強いられることもあるでしょう。
一方平日の日中や土日の昼間頃は空いているところが多いです。もし時間の融通の利く人であれば、先に紹介した比較的空いている時間帯を狙ってジムに通ってみるといいでしょう。スムーズにエクササイズできるでしょう。
食べ過ぎてしまう危険性
キックボクシングをある程度の時間実践すると、かなりのカロリーを消費します。そこでかなり空腹になる人も多いでしょう。キックボクシングの後で食事をして、エネルギーを補給することは大事です。しかし中には「ここまで頑張ったんだから…」ということで、ついつい食べ過ぎてしまう人もいるようです。いくらキックボクシングをがんばっても、食べ過ぎてしまえば思うようなダイエット効果が出なくなってしまいます。お腹が空いていても、暴飲暴食にならないように注意しましょう。
自宅でキックボクシングダイエットをしてみよう
キックボクシングはジムに通わないとできないと思っている人もいるでしょう。しかし自宅でエクササイズを続けて、ダイエットすることも可能です。自宅でエクササイズする場合、どのようなところに注意すべきかについてみていきます。
何を用意すればいい?
自宅でキックボクシングダイエットするのであれば、まずタオルと水を準備しましょう。30分から1時間運動を続けると結構な汗をかきます。ですから汗を拭くためのタオルと水分補給のために水を手元に準備しておきましょう。トレーニングする際普段着でもかまいません。しかしできれば、通気性に優れたトレーニングウェアを用意するのがおすすめです。また吸汗性に優れたウェアだと、汗をかいても服が体にまとわりついて、不快な思いをする必要がありません。
またマンションの場合、キックボクシングのトレーニングをするとかいかに住民に騒音で迷惑をかける可能性があります。それが心配であれば、厚めのトレーニングマットを敷き、その上でエクササイズするといいでしょう。トレーニングマットを敷くことでバランスがとりやすくなるのでおすすめです。
動画を見ながらトレーニングする
自宅でエクササイズするといってもやり方がわからないという人もいるでしょう。しかしいまではキックボクシングのフォームやパンチ・キックの打ち方について解説している動画があります。YouTubeでもキックボクシングエクササイズのレクチャー動画がアップされています。こちらを見ながら実践すれば、自宅でもトレーニングは可能です。動画をいくつか見てみて、参考になりそうなコンテンツを探しましょう。
まとめ
キックボクシングエクササイズはダイエット効果のほかにも、ストレス発散や基礎代謝力のアップなどいろいろなプラスの効果が期待できます。しかし一方でけがなどのリスクもあることを認識して、ストレッチなどけが予防の準備体操をしておきましょう。ジムで練習する以外にも、動画を見ながら自宅でトレーニングする方法もあります。無理のない範囲で実践して、理想の体づくりを進めてみませんか?