男のすね毛処理方法!方法の種類ごとにメリットデメリットを解説
皆さんは、脱毛をしようと考えたことはありますか?現在、空前絶後の脱毛ブームとなっていますが、それは決して女性陣だけの話ではありません。男の脱毛というのも、ヒゲ脱毛をはじめ、全身の脱毛プランが流行しています。店舗で実施するタイプだけでなく、脱毛ツールを自分で購入することにより、自分で実施するタイプも増えてきているのです。今回は、その中でも「すね毛」に着目し、処理方法の種類やそれぞれのメリット・デメリットについて、調査・解説させて頂こうと思います。
目次
処理する方法
まずは、さまざまなすね毛処理方法を詳しくご紹介していきましょう。
ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックスとは、ムダ毛が気になる箇所にハチミツや天然素材をベースとしたものなどを薄く塗り広げて、毛根から一気に引き抜くタイプのものになります。
ブラジリアンワックスには、大きく分けて2種類が存在し、ソフトワックスとハードワックスに分けられます。
ソフトワックスは、ストリップシートと呼ばれるものを皮膚表面に貼り付け、その上からワックスを塗ります。その後、ストリップシートとワックスを一緒に剥がす手法を指します。
ハードワックスは、ストリップシートを使用せずに、塗布したワックスが自然に固まるのを待ちます。そして、固まったことを確認した後に、ワックスを剥がす手法を指します。
そして、ブラジリアンワックスを行う前提条件があります。それは、毛の長さを1㎝以上に伸ばすことです。1㎝以上に伸ばさなければ、ワックスが上手く絡み付かずに毛を引き抜くことができません。
また、ワックスを塗布する前に、皮膚上に余計な油分や水分が無いことを確認する必要があります。
もし残っていた場合は、ワックスが効果的に力を発揮できません。よって、事前にシャワーを浴びて綺麗にしておくか、アルコール成分が含有されている布で綺麗に拭き取っておくことが推奨されます。
除毛クリーム
除毛クリームは、抜きたい毛が生えている箇所に塗布して一定時間置くことで、肌の角質層にまでクリームが浸透します。有効成分により毛も柔らかくなり、クリームを拭き取ると、同時に毛も取れるといった方法になります。
なぜ、毛を柔らかくすることができるのでしょうか?それは、毛の中に多く含まれるたんぱく質のケラチンという物質があるのですが、除毛クリームに含まれている有効成分というのが、このケラチンを分解する力を持っているためです。
除毛クリームは、肌の表面から毛を無くすことはできたとしても、毛根から一気に取り除くことはできないため、あくまでも肌表面を綺麗にする程度の認識でいると良いでしょう。
現在は、除毛クリームの種類はかなり多くなっており、保湿成分が強化された物や、香り付きの物など選ぶのに迷ってしまうほどの数となっています。
クリームを塗布してからの待ち時間も、5分ですぐに拭き取って良いものから、15分程度待つものまで様々です。
カミソリ
カミソリに関しては、皆さん聞いたことや使ったことがある方も多いと思います。T字型の持ち手の先に、刃が付いており、それで毛を剃るといった最も原始的かつ簡単な除毛方法です。
カミソリとひと口に言っても、流通している物で言えば、1枚刃から5枚刃まで色々な種類が存在します。
1枚刃は、実はあまり市場に回っていないようですが、昔はこれが一番多かったとのこと。その頃から使い続けている方だったり、肌を傷つけやすい反面、綺麗に剃れたときの深剃り感は他を寄せ付けない後味のようです。
2枚刃になると、刃が増える分肌への負担は減ります。減る一方で、剃る力も十分になるため、2枚刃だとまだ剃り力重視のツールと言えます。
3枚刃、こちらは現在カミソリで最も市場に流通している品物になります。カミソリと言えば3枚刃と言っても良いくらいです。毛を剃る際の滑らかさは更に向上し、肌を傷つけづらくなります。深剃りも可能ですが、多少力を入れないと剃れない部分も出てくるようです。
4枚刃になると、刃が多くなる分ヘッド部分が必然的に大きくなり、細かい部分が剃りづらくなる傾向があります。しかし、毛を剃る時の滑らかさは更に向上し、そこまで力を入れずともスムーズに除毛が可能となります。
そして、5枚刃です。少し高級感が漂うカミソリです。5枚の刃になると、剃った時の力が相当分散されます。ヘッド部分はやはり大きくなってしまうのですが、その分、剃る際のストレス軽減、滑らかさを最大限に押し上げてくれます。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、市販されている脱毛用の機器のことを指します。自宅で手軽に脱毛機器を使用できると話題になっており、使用している方々も多いようです。
種類としては、医療用のレーザー脱毛器ではなく、フラッシュ(光)脱毛器が圧倒的にシェアを占めているようです。
フラッシュ式は、レーザーと違い左を照射することで対象の毛根部に熱を与えることで、毛根を遠隔的に焼却し、ムダ毛を処理する方法になります。
照射面が広く設計されている分、一気にまとめて処理を行っていくことができるので、スピーディーな脱毛が可能です。
熱を与えると前述しましたが、これは色が黒い部分に熱が集中するようになっていますので、毛が伸びている状態で照射しても効果がありません。したがって、事前に毛をカミソリや除毛クリームなどで綺麗に取っておく必要があります。
あくまでも毛根部を狙って照射するということは覚えておいて下さい。
レーザー脱毛
最後にご紹介するのはレーザー脱毛ですが、基本的にレーザーは医療機関でしか実施・使用ができないものとなっています。
というのも、レーザーは医療脱毛に分類されますが、病院やクリニックなどで医師や看護師の国家資格を有している人しか施術が許されていない立派な医療行為なのです。
除毛発現の流れとしてはフラッシュ式と似ていて、毛根の中にある毛乳頭を破壊し、毛根でなく毛を作る組織自体を破壊するために、半永久的に毛が生えてこなくなると言われています。
フラッシュ式とは比にならないほどの出力があり、その分取り扱いには注意が必要となります。安心して医療スタッフに施術してもらう必要があり、万が一素人が実施しようとしていることがあれば、それは違法行為であり危険であることをご承知下さい。
方法ごとのメリット・デメリット
脱毛の方法について様々な方法ごとにご紹介させて頂きましたが、次はその方法ごとのメリットとデメリットについて解説していきます。
ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックスのメリットは、何と言っても、手軽に毛根から根こそぎ除去できることです。硬くて太い毛だけではなく、細かくて細い産毛までしっかりとキャッチできます。
また、ワックスが皮膚に吸着することで、剥がす際にムダ毛のみならず表面の古い角質まで一気にケアできるのです。
使い方も簡便で、素人でも簡単に誰でもできますし、見た目は永久脱毛を実施したかのような仕上がり具合になります。
逆にデメリットとしては、まず痛みが挙げられます。毛根から一気に剥がすことができる強力さがある反面、その強力さにより痛みを強く感じる方もいるようです。元々皮膚が弱い方や敏感肌の方は、特に気を付ける必要があるでしょう。
そして、ブラジリアンワックスは毛根から一気に抜くことができますが、2~3週間に1回程度の頻度で繰り返し行う必要があります。毛乳頭という毛を生やす組織までは破壊することはできませんので、永久的な脱毛効果を得ることはできません。
除毛クリーム
除毛クリームのメリットは、剃り残しが無くカミソリを使用した時に感じるチクチク感を感じないところです。スベスベツルツルの状態で、綺麗な状態を保つことができます。
カミソリだとどうしても肌荒れしてしまう方や、簡単に一気に除毛効果を狙いたい方に関しては、おすすめでしょう。
さらに、除毛クリームは種類が豊富であることもメリットだと言えます。商品の数が多く、香り付きのものや皮膚に負担が少ない性質のものなど、かなりパーソナライズされたものが増えてきている印象です。
それに伴い価格競争も起こっており、比較的安価で入手できることが多いです。若い方で出費が痛いという方でも、手を伸ばしやすい位置付けとなっています。
デメリットとしては、毛根を除去できるわけではなく、あくまでも皮膚の表面に出てきている部分を除去するだけですので、比較的早めに毛が生えてくることが挙げられます。
かなり方法としては簡単なものですので、繰り返し行うことが苦にならない方であれば問題ないですが、それを面倒と感じる方に関しては苦痛に感じるかもしれません。
もう一つのデメリットとして、皮膚トラブルが挙げられます。剃った時のトラブルというよりは、除毛クリームに対して皮膚が炎症を起こしたり、肌荒れのような状態に陥ってしまう方が一定数いるようです。
まずは、ごく少量のクリームを自分の肌に付けてみて、数分間異常がないかなど、パッチテストを簡単に済ませておくと、強い皮膚トラブルは避けられるかもしれません。
元々敏感肌の方や、アトピー体質の方、何かにつけて皮膚に炎症を起こしやすい方などは、気を付けて使用することが勧められます。
カミソリ
カミソリのメリットは、何といっても他の方法と比較して圧倒的に安価で済ませられることです。
また、自分の家で行わずに、他の場所で急遽ムダ毛処理の必要性が出た場合にも、宿泊施設などであればアメニティとして置いてあるところも多く、世間一般的に多く使用されているイメージもあります。
安価であることは確かなのですが、最近のカミソリは3~5枚刃がデフォルトとなっており、ヒゲだけでなく手足のムダ毛処理に特化したかたちの物も多く登場しています。
前述しているように、すね毛は比較的硬くて太いため刃の数が多いほうが、ダメージが少なくスムーズに処理できるようです。
したがって、4枚~5枚刃のものを選択することで、すね毛処理も捗るでしょう。
デメリットとしては、皮膚への負担が挙げられます。刃の数が多くなると言っても刃物ですので、いくら丁寧に毛剃りを行っても皮膚の表層部は削られてしまいます。
このことにより、肌荒れを起こしやすくなり、皮膚の免疫機構も破綻しやすくなります。そして、保湿機能が失われやすくなることで、脂っぽくなり吹き出物ができやすくなる原因にもなります。
さらに言うと、刃物ですので、使用方法によっては肌が切れてしまい出血を起こすリスクもあるでしょうから、ジェルなどの摩擦を軽減できるツールをしっかり使用する必要があるでしょう。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器のメリットは、自宅で行えることが挙げられます。電源さえあればいつでもどこでもできます。また、フラッシュ式がほとんどであり、光の出力は大変高いです。
ワックスやクリーム系の脱毛や、カミソリと比較すると、毛乳頭を弱らせる力を持っているため、毛を細くしたり生えづらくしたりする力を持っています。
その場しのぎで毛を無くすだけでなく、生えづらくしたり細くしたいという方にはまさにピッタリの手法です。
逆にデメリットはどうでしょうか?まず、光の出力が強いため熱を発生させることになります。熱を発生させるために、火傷のリスクは常にあります。同じ箇所に照射し続けたりしてしまうと、赤く腫れ上がり、水疱ができてしまうなんてことも。
取り扱い説明書に記載させている通りの使用方法を遵守し、適宜保冷剤やアイスノンなどで冷やしながら行うと火傷のリスクはかなり減らせるようです。
レーザー脱毛
最後に、レーザー脱毛ですが、メリットと言えば当然、永久脱毛が可能なことです。これは、脱毛を行う上で唯一無二の効果であり、前述しているように医療機関でしか施術が認められていません。
すね毛と生涯おさらばしたい方については、これ以外の選択肢はないでしょう。
しかし、デメリットもあります。まずは、誰しもが口を揃えて言う痛みです。レーザー脱毛は家庭用脱毛器の比ではないくらい痛みを感じます。よって、痛みに敏感な方は我慢することができない可能性もあります。
しかし、口周りのヒゲに比べると、すね毛では痛みが比較的少ないとのご意見も多く見受けられ、その点では安心感はあるかもしれません。
また、数は少ないと思いますが、圧倒的な出力により赤みや腫れが遷延化して落ち着くのに時間が掛かったり、場合によっては後遺症のような形で皮膚トラブルが起こる可能性もゼロではないようです。
施術前に、医師や看護師と十分に話し合ってから、疑問点などを無くして施術に移行すると、施術後に焦らずに済むでしょう。
まとめ
さて、ここまですね毛脱毛の方法や、そのメリットとデメリットについて解説させて頂きました。現在、脱毛の種類が数多く存在していますが、まず自分が永久脱毛したいのかその場しのぎの脱毛で良いのか、これを考える必要があると思います。
永久脱毛希望であればレーザー脱毛一択、しかしレーザー脱毛にいきなり挑戦するのが怖いという方であれば家庭用脱毛器もありだと思います。
数日や数週間であれば、除毛クリームやブラジリアンワックスなどを試すと良いでしょう。安価に簡単に済ませてみるには、まずカミソリを使うことが勧められます。
今一度、自分の理想形を考えて頂き、今回お示ししたメリットやデメリットを参考にしながら、脱毛に臨んで頂ければと思います。