薄毛で生え際が気になっている人はアートメイクで対策するのも一考
額の生え際が最近どんどん後退している気がする…このような悩みを抱えていませんか?薄毛は男性にとって今も昔も深刻な悩みの一つです。もし薄毛に悩んでいるのであれば、アートメイクを導入するのも一つの選択肢です。ここではアートメイクとはどのようなものか、薄毛に悩んでいる人にとってどんなメリットがあるかについて中心に見ていきます。
目次
アートメイクとはどのようなもの?
「額の生え際が気になる人にはアートメイクがおすすめ」といっても、アートメイクがどのようなものかよくわからないという人もいるでしょう。そこでまずはアートメイクの概要についてみていきます。
アートメイクとは
アートメイクとは、頭皮に色素を入れることであたかも額の生え際に髪の毛があるかのように見せる施術です。頭皮向けの特殊な染料を使って、針で色素を注入することで頭皮の色を加えていきます。育毛や増毛の場合、効果を実感するまでに多少時間がかかります。しかしアートメイクの場合、施術した当日から額の生え際のボリュームアップしたことが実感できます。
梁を使って皮膚に色素を注入するので、タトゥーと何が異なるのかと思う人もいるでしょう。タトゥーは真皮層と肌の奥深くに色素を入れるので、半永久的に色素は落ちません。しかしアートメイクの場合、肌の表面のところに色素を注入します。ですからしばらくするとだんだんと色が薄くなります。しかしやり方は一緒なので「ヘアタトゥー」という名称で紹介しているヘアクリニックも見られます。
生え際のデザインについて
アートメイクは額の生え際の後退が気になる人も利用できます。自分の薄毛のタイプに合わせて、ナチュラルな仕上がりになるようにデザインしてくれます。例えば全体的に額の生え際が後退しているようであれば、正面からこめかみ近くまでの生え際に色素を注入できます。また男性の額の生え際の薄毛の場合多いタイプが、いわゆるM字ハゲです。M字ハゲの場合、眉毛上の薄くなっている部分だけ注入することも可能です。また部分ハゲの場合、その気になっているところにピンポイントで皮膚を染められます。側頭部にも色素を注入することは可能です。
副作用のリスクについて
体内に染料を入れるというと、副作用が心配という人もいるでしょう。しかしアートメイクをした結果、深刻な副作用が起きたり後遺症に悩まされたりする事例はありません。ただし施術後しばらくは影響の出る可能性があります。まずは施術後の色味です。施術後3日程度は少し濃いめになって不自然に映るかもしれません。しかしこれは施術の結果、薄いかさぶたができるためです。ただ時間の経過とともに徐々に色が落ち着いてきます。かさぶたができたからと言って、無理に剥がさないようにしましょう。炎症を起こしたり、色むらができたりするからです。
施術当日の夜は患部を濡らさないように注意しましょう。施術方法によっては施術後3日間は濡らしてはいけない場合もあります。スタッフの方から指示がありますので、その指示に従ってください。施術翌日から先発や洗顔ができますが、ゴシゴシ強めの力で洗わないようにすることです。撫でるような感じで洗うこと、すすぎの際にはぬるま湯を使用してください。またサウナや温泉、水泳、頭皮マッサージの施術付きのサロンは施術後1週間は厳禁です。このような注意点がありますので、遵守しましょう。
アートメイクを受けられない人はいる?
男性の場合、アートメイクは基本的にだれでも受けられると思ってください。ただしアレルギー体質の場合、特に金属アレルギーを持っている人は事前に医者に相談しておきましょう。場合によってはパッチテストで施術を行ってもいいか判断する可能性もあります。
また日焼けしている人は場合によっては施術を受けられない可能性がありますので注意してください。アートメイクを受けようと思っているのであれば、日焼け対策をしましょう。できるだけに中紫外線の強い時には外出しないようにする、どうしても外出する場合には帽子をかぶるなどの紫外線対策をしましょう。
アートメイクを利用するメリット
薄毛対策としたアートメイクをするのも一つの選択肢です。アートメイクをすることでどのようなメリットが期待できるか、主なものを以下にまとめました。
どのような悩みにも対応できる
男性の薄毛といってもいろいろなタイプがあります。生え際が後退して額が広くなったという人もいれば、頭頂部を中心に地肌が透けて見えるような薄毛もあるでしょう。またストレスなどを原因とした円形脱毛症に悩んでいる人もいるでしょう。このようないろいろな薄毛のタイプに適応できるのがアートメイクのメリットです。
円形脱毛症の場合、ストレスなどによる一時的な症状のものも少なくありません。しばらくするとまた元通りに髪の毛の生えてくる可能性も十分あります。そうなるとアートメイクの色素が育毛を邪魔するのではないかと思う人もいるでしょう。しかしその心配はありません。アートメイクの場合、頭皮から約0.2mmくらいの表面のところに占領を入れます。一方髪の毛の成長をつかさどる毛母細胞は頭皮から約2mmくらい下のところにありますので、毛母細胞に影響を与える可能性は極めて低いです。
育毛効果のなかった頭皮にも即効性がある
薄毛対策として、ほかにもいろいろな方法があります。育毛剤や発毛剤、育毛シャンプーなどが考えられます。また育毛サプリなど体内からアプローチする方法もあります。しかしいずれの方法も100%誰にでも効果があるわけではありません。中には「いろいろと薄毛対策を試みてみたけれどもなにも効果がなかった」という人もいるでしょう。しかしアートメイクであれば、色素を直接注入しますので、施術当日から効果を実感できます。薄毛治療をがんばったけれども思うように効果が上がらなかった人は、一度試してみる価値はあるでしょう。
効果は長期的に持続する
アートメイクは染料を頭皮に入れていきますので、しばらく効果が持続するのもメリットの一つです。どの程度効果が持続するか、これは個人差があります。しかし目安と言われているのは2年です。ただし2年経過したら、一気に色がなくなるわけではありません。徐々に薄くなりますので、地肌が目立つなと思った時にメンテナンスすればいいです。急に薄くなるわけではないので、周囲の人も違和感を抱きにくいでしょう。
デザインを好きなように調整できる
ヘアスタイルをどのように仕上げたいか、同じ薄毛の悩みを持っている人でも若干希望は異なるでしょう。アートメイクのいいところは、それぞれの好きなようにデザインできる点です。例えば額の生え際にアートメイクを施す場合、直線的なラインで仕上げてほしいという人もいれば、いわゆる富士額を希望する方もいるでしょう。どのようなデザインでもアートメイクは柔軟に対応できます。ヘアスタイルにこだわりがあれば、施術を担当する人と十分話をしておくのがおすすめです。
水に強い
染料を入れるとなると色落ちが気になるという人もいるでしょう。しかしアートメイクの場合、皮膚の内側に染料を入れているので水に濡れても影響を受けません。運動して汗をかいても色落ちしませんし、温泉やプールに入っても問題ないです。
アートメイクはどんな人におすすめ?
アートメイクはまず額の生え際が年々どんどん広がっている人におすすめです。皮膚を髪の毛に近い色に染めることで、額の後退をカムフラージュできるからです。M字ハゲのような限定された交代だけでなく、全体的に生え際が薄毛になっている場合にも対応可能です。
薄毛に悩んでいて、AGA治療を試みたけれどもうまくいかなかった人も、アートメイクをしてみるといいでしょう。頭皮に直接染料を注入する方式なので、優れた即効性があります。施術を受けた当日に早くも、額が狭くなっていることを実感できるはずです。
また別に生え際が後退しているわけではないけれども、おでこがもともと広い人にもおすすめです。おでこが広いと面長に見え、顔が大きく見えてしまいます。額の面積を狭くすることで、小顔効果が期待できます。顔の大きさがコンプレックスになっている人にもおすすめといえます。
その他には額の形がいびつでコンプレックスになっているのであれば、アートメイクは有効な対策の一つといえます。アートメイクは自分の思い通りにデザインできるので、理想の額の形状を自分で実現できます。
効果の期待できる育毛対策を紹介
アートメイクは育毛対策と違って即効性があります。しかし「やっぱりアートメイクではだめ、自分の髪の毛をよみがえらせることでボリュームアップしたい!」と思う人もいるでしょう。そこでここではおすすめの育毛対策について、いくつかピックアップしてみました。育毛を進めたいと思っている人は、以下で紹介することを参考にしてみてください。
規則正しい生活習慣を意識する
生え際の薄毛の原因の一つに、乱れた生活習慣が挙げられます。もし不規則なライフスタイルの自覚があれば、規則正しい生活リズムに戻すことを意識しましょう。まずは食事です。好きなものばかり食べていると、どうしても栄養バランスが偏ってしまいます。私たちの髪の毛は、食事に含まれる栄養分を元に作られていることを認識しましょう。肉や魚、野菜といろいろな食材を食べるように意識することです。特に髪の毛はタンパク質によってつくられています。タンパク質やその生成をサポートする亜鉛は意識して摂取するのがおすすめです。
また睡眠不足やストレスがたまると血流が悪くなり、髪の毛の成長にマイナスです。ですから夜更かしをせずにできるだけ早く床に就く習慣をつけることです。また現代社会ではストレスフリーの生活をするのは難しいかもしれません。そこで趣味や運動する時間を確保するなど、自分なりのストレス解消法などを見つけましょう。
頭皮マッサージを行う
薄毛の原因の一つに頭皮の血行不良が挙げられます。そこで血行促進する頭皮マッサージを導入するのは有効です。頭皮をゆっくりともみほぐしましょう。ただし強い力で行うとかえって頭皮がダメージを受けてしまいます。指の腹でなでるようなイメージでマッサージをするといいです。
頭皮マッサージをするなら、入浴中がおすすめです。身体が温められて血行が良くなりますし、頭皮も柔らかくなるからです。シャンプーをするときに頭皮マッサージをすれば、毎日マッサージをする習慣もつくでしょう。
AGA治療を受ける
額の生え際の後退は、AGAの可能性が高いです。男性ホルモンを原因とした薄毛です。コマーシャルなどでも宣伝していますが、AGA治療を行っているクリニックを受診するのもおすすめの対策です。AGAクリニックでは頭皮の状態を診察してもらって、必要に応じて内服薬や外用薬を処方してもらいます。すぐに効果は実感できないかもしれませんが、早ければ3カ月程度でボリュームアップを実感できる人もいるようです。
生え際の育毛は難しい?
実は額の生え際の薄毛対策を進めるのは、頭頂部よりも難しいといわれています。AGAによる額の生え際の後退ですが、テストステロンという男性ホルモンに5αリダクターゼというホルモンが結合してジヒドロテストステロンになります。このジヒドロテストステロンが発毛の邪魔をするので、薄毛になってしまいます。実は生え際にある5αリダクターゼの濃度は頭頂部のそれと比較して、約2倍といわれています。それだけジヒドロテストステロンが生成されやすく、育毛の妨げになりやすいです。
また額の毛細血管は少ないので十分に栄養が届きにくいです。また額の生え際の皮膚はつっぱりやすい傾向があります。皮膚がつっぱって硬くなると血行が悪くなります。このように栄養不足の状況に陥りやすく、丈夫な髪の毛が生えにくいです。
まとめ
額の生え際の後退はどんどん進むとますます目立ってしまいます。何とかしたいと育毛対策をいろいろとしても、なかなか効果が上がらないという人もいるでしょう。その場合にはここで紹介したアートメイクを施すのも一つの方法です。皮膚に染料を注入する手法なので、すぐに効果を実感できます。当面は育毛対策を進めてみて、なかなか効果が上がらないようであればアートメイクの導入も検討してみませんか?