【メンズ向け】香水の正しい使い方は?つける部位ごとの違いと持続させるコツを紹介します!
「香水やフレグランスは女性が使うものだ」と思っていませんか?だとすれば時代遅れかもしれません。メンズ用の香水もドラッグストアなどでも普通に販売しています。エチケットとして香水をつけたいけれども付け方がわからないという人はいませんか?
そんな人のために基本的な付け方と部位別のおすすめの香水の活用法についてまとめました。
目次
香水の基本を理解しよう
香水の種類
香水(フレグランス)というと1つの種類しかないと思っている人もいるでしょう。
しかし主に4種類に分類できます。どれをつけるかによって香りの持続時間も異なります。
パルファン
1つ目はパルファンです。ブランドの中でも上位アイテムのものが多いです。高濃度で香りが強いのでフォーマルな場でつける香水として知られています。香りが強いので1回当たりの使用量は少量で十分です。
オーデパルファン
2つ目はオーデパルファンです。結構濃いめの香水のタイプなので、あまり一度に大量に使用すべきではありません。パルファンと比較してリーズナブルなものが多く、スプレータイプのものが多いので手軽に使用できるのが魅力です。
オーデトワレ
3つ目の種類としてオーデトワレがあります。ほんのり香る感じでソフトなものが多いので、普段使いのアイテムで取り入れてみませんか?香水初心者の方におすすめです。2~4プッシュするのがちょうどよい用量です。
オーデコロン
最後にオーデコロンです。4種類の中でも濃度が低く、さわやかな香りのするのが特徴です。持続時間がそんなに長くないので外出時のほかにもお風呂上りやスポーツの後に使用する人も少なくありません。
3段階の香り
フレグランスをつけるとずっと同じ香りがするわけではありません。時間の経過とともにいろいろな香りが楽しめるのも香水の醍醐味の一つです。
トップノート
まずつけてから5~10分後にはトップノートといいます。柑橘系やグリーン系のようなライトな香りが特徴です。
ミドルノート
30分から1時間も経過するとミドルノートと呼ばれる状態になります。それぞれの香水本来の香りを楽しめる段階といえます。フローラル系の香りのするものが多いです。
ラストノート
そして2~3時間も経過するとラストノートと呼ばれる状態になります。残り香とも言える状態です。動物性やスパイシー系の香りのするものが多いです。
タイミングを計って香水を付けよう
このような香水の香りの変化を理解したうえで、付け方のタイミングを計る必要があります。つけたては香りが最も強い状態です。ですから香水の香りが苦手な人からすると不快な感じがするかもしれません。だいたい香水にとってベストの香りが出だすのは30分から1時間くらい経過したころです。
よって外出30分くらい前がつけるベストタイミングです。そうすれば、ほのかに心地よい香りが出てくるからです。
香水のマナーを理解しよう
香水やフレグランスをつけるにあたっていくつかマナーがあります。
このマナーを理解していないと「TPOの分かっていない人」と思われてしまいます。
香水のエチケットの基本は場所です。
特定の場所では香水を使うのが好ましくない場合があります。
基本的に香りが邪魔をしてしまう場所に行く際にはつけないほうがいいでしょう。
注意が必要な場所
具体的にはレストランや病院、仏事に参加するとき、試験会場などです。
レストランで強めの香水をつけてしまうと、せっかくの料理の味や香りがわからなくなってしまいます。特に和食料理は繊細な香りを楽しむメニューが多いです。香水をつけるとその楽しみを台無しにしかねないので注意しましょう。
会社に香水をつけること自体は問題ありません。ただしあまり強い香りのする香水をつけるのは場違いです。ですからほのかに香るようなソフトな香水をつけるように心がけましょう。
汗と混ざらないように気をつける
フレグランスをつけるタイミングとして、清潔な体につけるのが基本だと思ってください。もし汗をかいたときなどに着けると汗の臭いと香水の香りが混ざり合うことで異臭を放つこともあるからです。夏場の日中外を出歩いたときなどは大量の汗をかくでしょう。このような時につけるのは控えたほうがいいです。できれば入浴やシャワーの後、しばらくして発汗が落ち着いた後でつけるのが理想です。
デオドラント剤との併用時の注意
夏場の暑い時期にはデオドラント剤も汗止めでつけたいと思うでしょう。
デオドラント剤と香水を一緒につけるのは問題ありません。
しかし香り付きのものを使用すると香水のそれとけんかする恐れがあります。
香水を使用する際にはデオドラント剤は無香料のものを使用しましょう。
香水の付け方の基本
香水の基本的なことが分かったところで、基本的な付け方についてみていきます。香水といっても様々な形態があるので、タイプ別に正しい付け方を紹介します。
スプレータイプの場合
フレグランスの中でもポピュラーなのがスプレータイプです。スプレーであれば、香りをつけたい場所に1~2プッシュ程度吹きかけるのが基本です。このとき肌から10~15㎝程度話して噴射すると適度に香料が拡散します。香り飛び予防にもおすすめです。また頭上に1プッシュして、飛び散った香水をくぐるような感じにすれば全身にふんわりとした香りをまとうことができます。上品なフレグランスの付け方を希望する人におすすめです。
液状タイプの場合
液状タイプの香水もしばしば見られます。この場合、1滴で十分香りが付きます。ボトルの口に指の腹の部分を当てて、ボトルを傾けて指につけます。この指をつけたい場所に当てるだけです。もし直接つけたければ、蓋の裏側についた液体を肌につけましょう。ティッシュもしくはパフに含ませて、肌につける方法もあります。この場合、香りが控えめになります。
ロールオンの場合
ロールオンタイプのフレグランスであれば、先端のロールが一往復するのが目安です。これでも十分な香りが感じられます。液状タイプのように漏れの心配がないので、外出する際に携帯するときにおすすめです。
クリームタイプの場合
クリーム系の香水であれば、指の腹にまずつけます。そして香りを出したい場所に塗布するだけです。このときべっとりと指につけてしまうと強い香りがしてしまうかもしれません。そこで1回当たりは少量で、足りないようであれば少しずつ塗り重ねていきましょう。香水は基本的に髪の毛に使用するのはダメです。しかしクリームタイプであれば、使用しても問題ありません。ただしアルコールフリーのものを選ぶようにしてください。
香水はどこにつけるべき?
フレグランスをつける際にはどこにつけるかというのもポイントになります。香水はつける部位によって香りの感じ方も大きく変わってきます。基本的には関節や体温が高い場所、脈拍が直接肌に伝わるような場所につけるのが好ましいとされます。そこでここでは上半身と下半身別につけるのがおすすめの箇所について詳しく見ていきましょう。
基本は下半身がおすすめ
これから本格的に香水を使いこなそうと思っているのであれば、下半身がおすすめです。鼻から遠い位置にあるので、香りが空気と混ざって程よい柔らかな香りになるからです。特に初心者におすすめなのが、ひざより下につけてみる手法です。初期の使用法に慣れてきたのであれば、ほかの場所にもチャレンジしてみましょう。下半身の中でもおすすめのポイントは足首やひざの内側、太もも、ウエストといったところです。足首につけてきちんと香るのか不安という人もいるでしょう。しかし香り成分は皆さんの体温で、立ち上っていく性質があります。ですから足元でも意外としっかりとした香りが楽しめます。
上半身は上級者向け
上半身に香りをつけるのは上級者向けのスタイルです。下半身と比較して、香りが強めに現れるためです。もし上半身をつけるのであれば、ほんの少量でも問題ありません。下半身につけるときと同じようなイメージで香水をつけると、鼻につく強い香りになってしまうかもしれません。上半身を香らせたければ、ひじや肩、手首などの関節部分や胸元がおすすめです。
手首に香水をつける人は少なくありません。このとき両手首をゴシゴシこすってフレグランスをなじませる光景を見かけたことはありませんか?実はこれは間違った香水の付け方です。強くこすると摩擦の熱のためにフレグランスの香りが損なわれてしまう恐れがあります。正しい付け方は片方の手首に香水を少量つけます。そしてもう片方の手首でトントン叩くようなイメージでなじませましょう。
手首でトントンの付け方と下半身の香水を合わせるのもおすすめです。まずウエストやひざなどの下半身に香水をスプレーします。そして香水をつけた箇所に手首でトントン叩いてなじませます。すると手元にあまり強くないふんわりとした柔らかい香りに仕上げられます。
香水をつけるNG箇所がある
香水をつけるおすすめの部位もあれば、NGな部位もあります。そこにはフレグランスをつけるのは控えましょう。
汗のかきやすい場所
まず汗のかきやすい部位につけるのはあまりお勧めできません。具体的には頭や首元、わきの下、背中などです。汗臭さと香水の香りが混ざることで、かえって悪臭になってしまう恐れがあるからです。
顔
顔にフレグランスをつけるのも控えたほうがいいでしょう。鼻の近くなので少量つけただけでも、結構強烈な臭いになってしまうからです。いわゆる香水酔いの状態に陥りやすいです。さらに香水にはアルコールの含まれているものも少なくありません。アルコールを肌に直接つけ続けると、肌トラブルの原因になってしまうので注意しましょう。髪の毛に香りをつけたければ、先ほど紹介したノンアルコールタイプのものを使用するか、もしくはヘアミストやヘアコロンを使用するといいでしょう。
衣類
香水は肌に直接つけるのが基本ルールです。トップスやアウターなどの服に香水をつけるのは控えましょう。肌と布では香り方も若干変わってきます。さらに香水の種類によっては、服にシミがついてしまって落ちなくなることもあり得ます。
部位別香水の付け方を解説
香水の付け方についてレクチャーしましたが、部位別に少しずつポイントは変わってきます。ここでは部位別のフレグランスの付け方について解説します。具体的に香水のつけたいポイントが決まっているのであれば、以下の解説を参考にしてみてください。
下半身につける
下半身でおすすめのポイントはいくつかあります。太ももや足首の場合、内側につけるのが特におすすめです。足首につける場合にはポンポンと軽く叩くようなイメージでつけるといいです。また太ももにつける際にはあまり近距離からつけるのはおすすめできません。大体20~30㎝程度離れたところからつけると、ちょうどいいほのかな香りになるはずです。
ウエストにつける場合、夏場には注意したほうがいいです。夏場は結構汗をかき、汗がたまる箇所だからです。肌に直接つけると体臭と混ざって異臭を発する可能性があります。シミにならないように十分注意しながら、服の上からつけるのも一つの方法です。
膝の裏もおすすめの箇所です。こちらはスプレータイプの場合、左右1プッシュずつで十分です。香りが広がりやすいところなので、少量つけるように心がけましょう。
上半身につける
上半身につける場合、香りが強く発するので少し離れた位置からつけるのが基本です。20~30㎝を目安にしてつけてみるといいです。髪の毛につける際には、まず香水を上向きにスプレーします。そして切りを髪の毛に絡ませるようなイメージでつけるのがいいでしょう。
女性の中には耳の後ろに香水をつける方も結構います。では男性も同じような付け方をしてもいいかというと、それは違います。男性は女性と比較して体温の高い傾向が見られるからです。体温の高い男性は耳の後ろにフレグランスをつけると熱の影響で、きつい香りになりがちです。ですから耳の後ろにメンズがつけるのはNGと考えてください。
まとめ
男性の中には自分の体臭が気になるという方も多いでしょう。もし体臭で周囲に迷惑をかけていないか心配であれば、香水をつけて対処するのも一考です。ただしフレグランスにはタイミングや用量など付け方のポイントがあります。ここで紹介した付け方のポイントを押さえて、香りを楽しみましょう。また香水をつけるのがおすすめな部位とNGな部位がありますので、そのことも理解してどこにつけるかも検討しましょう。