何とかしたい!頭皮のかゆみの原因と改善・対策方法
頭皮がかゆくなるということは誰でも経験があると思います。
ちょっと掻いたりすればすぐに症状が治まるようであれば特に問題はないのですが、かゆみが続くようであれば何かしらの原因がある可能性があります。
この記事では頭皮のかゆみについて解説しています。
様々な原因がありますが、自分の頭皮のかゆみにあわせた対策をとることが重要です。
そのままにすると、よりトラブルを起こし薄毛につながります。
目次
頭皮のかゆみの主な原因
様々な原因から頭皮湿疹(炎症)につながります。
汗・汚れ
頭皮の蒸れや、きちんと洗髪ができていないことによる汚れが刺激となって炎症が発生することがあります。
汗の成分である尿素や、アンモニア、塩分が頭皮に残ることでも炎症が発生します。
外出先で汚れ・汗が頭皮についてしまった場合にはハンカチなどですぐに拭き取りなるべく清潔な状態を保つと良いです。
きちんと洗髪ができていてもドライヤーでしっかりと乾かさなければ雑菌が繁殖してかゆみの原因になりますので、髪の毛の手入れは最後まで気を抜かないようにしましょう。
皮脂
皮脂の分泌が過剰だと皮脂自体が頭皮の刺激となり、炎症の原因となります。
脂質の高い食品ばかり食べていると皮脂腺から出る皮脂が多くなってしまいますので食生活の見直しもするべきです。
また、皮脂を落としすぎても過剰に分泌されますので洗いすぎには気をつけましょう。
乾燥
髪の毛の洗いすぎにより皮脂が減ることで、頭皮が乾燥しかゆみを引き起こします。
また、紫外線を浴びることでさらに乾燥しやすくなりますので対策が必要です。
そして、乾燥はフケの原因にもなります。
掻くことでフケが落ちて不潔な印象を与える恐れがあります。
紫外線対策、シャンプーを見直すことで乾燥を防ぎましょう。
紫外線
紫外線は皮脂酸化物を作り炎症を発生させます。
頭皮が焼けることで頭皮のバリア機能が傷つきさらに乾燥しやすくなるのです。
紫外線は一年間ずっと紫外線は頭上から降り注いでいます。
ですので帽子、日傘、頭皮の日焼け止めを使用するなど頭皮の紫外線対策も取るべきでしょう。
バリア機能は頭皮の水分を保つために働きます。
バリア機能が傷つくことで乾燥し頭皮が敏感になり少しの刺激でもかゆみが生じます。
シャンプー
かゆみを防ぐためにも正しい方法でシャンプーをしましょう。
爪を立てると頭皮が傷つくので指の腹を使うのがポイントです。
すすぎにも気をつけましょう、シャンプーが頭皮に残ることで頭皮が刺激されかゆみの原因になります。
また、乾燥に繋がりますので洗いすぎにも注意です。
そして使用するシャンプーも大切です。
自分の肌にあっていないものはトラブルにつながります。
洗浄力や刺激の強いものも避けたいので強い酸・アルカリが含まれていないかを確認してから買うようにしましょう
ストレス
ストレスを感じると汗をかきやすくなることから皮脂の分泌も過剰になります。
すると、頭皮のバリア機能も低下するのでかゆみに繋がります。
また、髪の毛のベタつきや匂いの原因になり不潔な印象を与えてしまいます。
自分にあったストレス解消法でためこまないように気をつけましょう。
かゆみをともなう頭皮湿疹の対策方法
炎症を鎮めない限り、かゆみをぶり返しやすい炎症状態が続きます。
ここからは症状にあった対策方法を紹介していきます。
脂漏性皮膚炎
症状として頭皮のフケが多くなることにより厚い層のようになります。
そして、フケが目立つようになりさらに時間が経つとかゆみや湿疹が酷くなるのです。
悪化する前に適切に対策をして防いでいきましょう。
脂漏性皮膚炎の原因
- 遺伝的要因
- 環境的要因
- 精神的ストレス
- 皮脂の過剰分泌
が原因だといわれています。
また最近ではマラセチアという真菌が炎症に関係していることが判明しています。
脂漏性皮膚炎の対策方法
真菌が繁殖するのを防ぐためにも薬用シャンプーを使用する、ドライヤーでしっかりと乾かすなどの対策を取りましょう。
悪化しないためにはステロイド外用薬、抗真菌薬を用量を守って塗り炎症を抑えるようにします。
皮脂欠乏性湿疹
冬場の乾燥したときに皮膚のバリア機能が崩れ頭皮の角質が剥がれている状態になります。
皮膚がカサつきひび割れたところでかゆみが生じます。
また、白い粉がふいた状態になるので見た目が悪くなってしまいます。
乾燥肌・アトピー性皮膚炎の人は比較的なりやすいので注意していきたいですね。
皮脂欠乏性湿疹の原因
肌の乾燥による皮脂の過剰分泌が主な原因です。
高い温度や強い酸・アルカリのシャンプーで洗うことによりバリア機能が崩れ乾燥の原因となります。
また、洗いすぎも乾燥の原因です。
皮脂欠乏性湿疹の対策方法
乾燥状態を防げば皮脂欠乏症湿疹の状態は悪化せずにすみます。
洗浄力が低刺激で弱い成分のシャンプーを選び指の腹で優しく洗うようにして、洗い流すことが大切です。
また、紫外線も乾燥の原因ですので帽子をかぶって外出する、頭皮の日焼け止めなど紫外線対策もしましょう。
アトピー性皮膚炎
ハウスダストや食べ物などの外的要因で引き起こされるアレルギー疾患です。
赤みのある湿疹、しこりを感じるような湿疹などが見られます。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピー素因やバリア機能が低下している皮膚状態、アレルギー症状を起こすアレルゲンが原因です。
また、ストレスによって悪化することもあります。
アトピー性皮膚炎の対策方法
アトピー性皮膚炎は放っておくと悪化してしまうので早期治療が大切です。
フケが多くなり耐えられないかゆみの症状が出た場合には、早めに治すために皮膚科に診てもらうことをおすすめします。
接触性皮膚炎
特定の物質に触れることにより発症してしまう皮膚炎のことです。
激しいかゆみが部分的にあり水泡ができることもあります。
また、頭皮の環境が悪化して薄毛や抜け毛の原因にもなるので早めに治療していきましょう。
接触性皮膚炎の原因
接触性皮膚炎は刺激性皮膚炎とアレルギー性皮膚炎のに種類があります。
刺激性皮膚炎の場合、毒のある植物や刺激の強いシャンプーが原因です。
新しく買い換えたシャンプーを使ってからかゆみを感じるようならそれが原因の場合が高いのですぐにやめましょう。
アレルギー性皮膚炎の場合、アレルゲンが原因です。
何が原因かわからないときは皮膚科でパッチテストをして原因を理解しましょう。
かぶれや皮膚炎で考えられる原因を背中や腕に貼って炎症反応があるかを確かめるものです。
接触性皮膚炎の対策方法
一度かぶれたことがあるもの、体質的に弱いと思うものはメモをするなどして覚えておき、触れないようにしましょう。
ヘアケアに使うものが強い成分のものではないかを見直しておくことも大切です。
治療とともに日々規則正しい生活、質の良い睡眠、バランスの良い食事を取るように心がけましょう。
まとめ
今回は頭皮のかゆみの原因と改善・対策方法について紹介しました。
頭皮のかゆみは放っておくと悪化してしまう恐れがあるので早めに治していきたいですよね。
原因が個人によって違うため自分にとっての原因は何かをきちんと理解した上で頭皮のかゆみを対策していきましょう!