【初心者向け】簡単なメンズスキンケアの方法!正しい順番と必要なもの
早速ですが、本稿を読んで頂いている方にお伺いします。あなたは日々のスキンケアを行っていますか?女性のスキンケアと言えば、ほぼ100%の人が何かしらの方法で行っていると思うのですが、男性の場合はどの程度の割合でスキンケアを行っている人がいるのでしょうか?ある調査によると、1日に一回以上何かしらの方法でスキンケアを行っている男性は約3割にものぼるとされています。週に4回以上という頻度で見ても、4割近くの方が実施しているとされています。
最近ではTVCMやネット広告などでも、メンズスキンケア用品の宣伝が頻繁に行われています。モデルには旬の芸能人やYouTuberなどが起用され、世代を問わずスキンケアが促されている風潮すら感じます。こういった経緯を踏まえると、先ほどご紹介したスキンケア実施割合は、さらに今後伸びていくと個人的には思っております。美容脱毛も、今では女性だけのものではなく、当たり前に男性も実施する時代に突入しています。したがって、スキンケアの実施割合は上昇傾向になるだろうと先ほど申しましたが、男性たちの美容意識そのものが底上げされてきている、そう思っているのです。人によっては、すでに1日2回、朝と夜に化粧水などをお顔に付けていらっしゃる方もいると思います。していない方も、こういった情報をお聞きになると、自分もしたほうが良いのか?と気になってきたと思います。
今、実際にスキンケアをされている方も、これから始めてみようと思っている方も、正しい方法でスキンケアを是非行って頂きたいと思っています。なぜならば、実は、使用品の使用方法や目的、使用するタイミングや順番などで、効果の発現具合が変化すると言われているのです。今回は、スキンケアをする前の心構えや、下準備などを先にご紹介させて頂き、その後に必要なものや、正しい使用方法・順番について解説させて頂きたいと思っております。
目次
スキンケアとは?スキンケアで気を付けること
スキンケアの意味
スキンケアに関しては、広義の説明や狭義の説明まで様々ありますが、かなり一般的に理解されやすいであろう内容でお伝えしようと思います。
意味としては、「皮膚の付着している様々な汚れを洗浄し、肌の外観や状態を良好に保つこと」と、されています。
スキンケアと言うと、一般論で言うところの、化粧水を塗って乳液を塗ってなどという工程が思い浮かべられることが多いと思うのですが、実は、「紫外線から肌を守ること、また、肌を保湿し栄養を与え、保ち、皮膚の状態を良好に保つこと」とも付け加えられます。
したがって、肌を良好に保つために必要な処置や、それだけでなく守るためのバリア構築に関しても包括して表現されるものとなっているようです。
スキンケアの大敵「乾燥と紫外線」
スキンケアを行う上で特に気を張らなければならないこと、それは乾燥に対するケアです。乾燥に大きく影響するのは、まず体の水分量が影響します。
外から保護するだけでは、真のスキンケアとは言えないようです。特におすすめなのは、純粋に「水」を飲むことです。1日2リットルの摂取が推奨されていますが、血管内に絶え間なく水分を送ることが前提として重要なことになります。
そして、次に影響するのは「外」の部分ですが、まずは外気が強く影響すると言われています。湿度に関しては、各施設・部屋によっても違いますし、住んでいる地域によっても時間経過による変化の仕方が変わると思います。
日本は多湿であると言われていますが、秋~冬にかけては一気に空気が乾燥するため、特に対策が必須となります。もとろん、オールシーズン対応することが大事なのは当然のことです。
また、エアコンは季節によって非常に便利な物で、すぐに多用してしまうことが多いと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?外気の湿度に関係なく、エアコンが送気する風によって、容易に乾燥状態に陥ってしまいます。
加湿器や加湿空気清浄機などを組み合わせることで対策ができると言えます。また、紫外線も立派な肌劣化を招く要因です。肌のバリア機構を構築するための保護膜を、酸化させて弱体化させます。
そして、最終的には、肌の角質が肥厚化し水分が保たれにくい状態に陥ってしまう可能性が高くなります。紫外線というものに対して、真夏や晴れた日だけ対策している方も多く見かけますが、実は1年中紫外線は地上に降り注がれており、本来は1年中ケアが必要なのです。
くもりの日でも同様です。本当のスキンケアとは、まず太陽からどうやって肌を守るか、そこからスタートするのかもしれませんね。
スキンケアの大敵「汚れと皮脂」
結論から申しますと、肌は見かけ上汚れていなくとも、屋内・屋外どこで活動していても必ず汚れています。
汚れとは、空気中の最近やウイルス、ほこりなどの浮遊物によるものになります。絶えず空気中を彷徨っており、肌に付着することになります。
目に見えない点では、理解しづらいと思いますが、これを理解することでスキンケアに対する意識はさらに向上すると思われます。
次に、皮脂ですが、これは男女問わず肌に出てくるものです。特に男性は多く出てくることが知られています。しかしこれは、肌の中にある老廃物などを流し出す役割もあるので、必ずしも悪だとは決めつけられないのです。
したがって、この生理機構そのものが悪いというわけではなく、これが溜まりすぎると悪になるという考えになります。溜まり過ぎると、老廃物や不要油物が肌上や毛穴に詰まり、最近の温床となってしまうのです。
これにより、最悪の場合炎症反応を引き起こしたり、ニキビや吹き出物の原因にもなりやすくなってしまうというオチです。これらの汚れ、無駄な皮脂を除去することで、清潔な肌質を実現することが可能となります。
さて、スキンケアの意味や注意点などを解説させて頂きましたが、この次は、スキンケアに必要なものを解説していきたいと思います。よろしくお願い致します。
スキンケアに必要なもの
洗顔料
まずは、洗顔料を準備しましょう。肌のお手入れをする前に、必ず行わなければならないこととして、洗顔があります。化粧水などで栄養を肌に与えようとしても、肌の表面が皮脂や汚れで塞がれていたら元も子もありません。
洗顔料を準備する際には、メンズ用のものをしっかり選ぶようにしましょう。男性の肌のことを研究して作られているものが多く、皮脂もしっかり除去できます。ただし肌質は人によって千差万別であり、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
洗浄力で選ぶならば、「石鹸系洗浄成分」に重きに置いたものを選ぶことをおすすめします。また、保湿力を優先するべき場合には「アミノ酸系洗浄成分」が多く配合されたものを選ぶと良いでしょう。
言い換えるならば、皮脂が多めの人に関しては石鹸系洗浄成分、乾燥肌で乾燥しやすい方は、アミノ酸系洗浄成分が多めに配合されているものを選ぶのが一般的であると言えます。
この2つ以外が適応となる場合もあるのですが、それは、ニキビや吹き出物ができやすい方です。皮脂が多いだけの方とはまた別の問題ですので、抗炎症作用や殺菌成分が含まれているものを選ぶことが勧められます。
カタカナで「アクネケア」と表示されているものは、一般的にこれに該当します。しかし、先ほどご紹介した2つの種類の洗顔料よりも刺激が強いことが多く、「薬用」として販売されていることも多いため、しっかりご自分がどの肌タイプに該当するのか調べてから買うことをおすすめします。
化粧水
化粧水は肌に栄養と潤いを与えるために必要なものになりますが、世間にかなり浸透しているものですので、すでに使ってらっしゃる方も多いかもしれませんね。
では、なぜそもそも化粧水が必要なのでしょうか?化粧水は、「肌に水分を与え」、「皮脂の分泌を整え」「美容成分を届ける」、これらの役割を担っており、外部刺激から肌を守るバリア機構を作り出すことに寄与しています。
女性に対して、男性のほうが皮脂の分泌が多いことは前述しておりますが、こういった背景からも、実は男性のほうが使用することが勧められるのです。
さらに少しだけ専門的なお話をすると、洗顔料で一生懸命洗った後は、肌の表面はアルカリ性に傾くと言われています。
健全な肌機構の維持のためには、実は弱酸性が良いと言われており、このphバランスを調整・保つためにも化粧水は貢献していると言われているのです。化粧水の選び方としては、洗顔料と同じように、
まずは自分が脂性か乾性どちらのタイプの肌なのかを選択する必要があります。乾燥肌であれば、保湿力が強めのものを選ぶことを第一選択とし、皮脂が多いタイプであればさっぱりタイプのものを選ぶと良いでしょう。
すぐに赤みなど生じやすい方については、低刺激性のものや無駄な配合物が少ないものを選ぶと反応が出ないこともありますので、検討の余地があると思います。
乳液
さて、次は乳液ですが、こちらも皆さん一度は耳にしたことはあると思います。何も女性だけもものではありませんので、しっかり役割を理解しましょう。
乳液には、肌の水分蒸発を防ぐ役割があります。化粧水で潤いや栄養を与えた後に、それが外に逃げてしまわないように閉じ込める作用があります。
乳液も一種の油分であるのですが、保湿力維持のために特化されたものであり、健康な肌を実現するための油を配合しています。化粧水と乳液は、セットで使用すると覚えておいておくと良いでしょう。
日焼け止め
男性で日常的に日焼け止めを使用している方はどれくらいおられるでしょうか?かなり美容意識が高い方だとお見受けします。
しかし、侮るなかれ、前述しているように「紫外線」の肌への影響は大きいのです。この紫外線を簡単にブロックする方法が、日焼け止めを塗ることなのです。
本来は、露出している部位すべてに塗布したほうが効果的なのですが、気になるポイントだけ塗っても良いです。現在、メンズ用の日焼け止め商品ラインナップもかなり増えてきています。
日焼け止めには、「SPF」という紫外線による急性炎症の防止効果指数というものがあります。メンズ用の日焼け止めも、高値である「SPF50+」の商品も多く、安価なものでも見られるほどです。
諸説ありますが、SPFは50程度のものを選ぶと最も日焼け防止効果を高めることができると思います。後は、多汗の方であれば、ウォータープルーフと言って、水気に強い成分が含まれているものを選ぶと、より効果を感じやすいと思います。
オールインワンジェル
これは、化粧水や乳液など分けて複数回ケアをするのが面倒な方に取っては非常に役立つアイテムとなります。
種類は様々ですが、ほとんどが栄養成分と保湿成分を含んでおり、乳液のようにそれを閉じ込めるような作用も持っています。
ケアの手間を省くだけでなく、コスト面でも節約できる場合もあり、人によっては「オールインワンジェル一択」という方もいるようです。ご自分のライフスタイルに応じてこれも頭の片隅に入れておくと良いと思います。
ここまでご紹介した、「洗顔料」「化粧水」「乳液」「日焼け止め」これら4つの品をまずは準備して、スキンケアに臨みましょう。
手間が惜しいという方は、「オールインワンジェル」で対応するのも良いと思います。次は、これらのスキンケア用品を使用する方法・順番について解説させて頂きます。
スキンケア用品の正しい使用方法
必要性や役割については、詳しく前項で解説させて頂いておりますので、ここでは使用方法や順番に重きを置いて解説させて頂きます。
まずは洗顔
まずは、洗顔料で肌表面の汚れや皮脂を落とします。やり方としては、
➀まずは自分の手を綺麗に洗う
➁ぬるま湯で顔を洗う
③洗顔料を適量(製品によって多少の誤差あり)取る
④ぬるま湯と混ぜながらしっかり泡立てる
⑤泡を肌に当てゆっくりと転がすように手を動かす
⑥ぬるま湯でゆっくりと擦らず洗い流す
⑦柔らかいタオルで押しながら水分を取る(擦らない)
以上になります。ぬるま湯でなく水でも可能ですが、刺激が少なく適度に皮脂も取れやすいぬるま湯が洗顔の際の鉄則となります。後は、「擦らない」ことです。洗うときも、拭く時も、「ゆっくり優しく」が大原則です。
化粧水で潤いと栄養を与える
洗顔料で肌を綺麗にした後は、化粧水を顔に塗りましょう。やり方としては、
➀手のひらに500円玉程度の大きさの化粧水を出す
➁両手に化粧水を広げる
③そのまますぐに顔の中心から外側に向かうようにゆっくりと引き伸ばす
④顔の上で円を描くように数回手を回しながら肌に馴染ませていく
⑤肌に浸透させるように、上から押すように圧を掛ける
⑥ベタつきが無くなるまで④~⑤を繰り返す
以上になります。500円玉の大きさと表現していますが、これは製品によって若干違いがあるかもしれませんので、製品の説明書などをご参照下さい。
乳液で潤いと栄養を閉じ込める
化粧水で肌に潤いと栄養を与えた後は、それを閉じ込めましょう。やり方としては、
➀手のひらに10円玉程度の大きさの乳液を出す
➁両手に乳液を軽く広げる
③そのまますぐに顔の中心から外側に向かうようにゆっくりと引き伸ばす
④顔の上で円を描くように数回手を回しながら肌に馴染ませていく
⑤肌に浸透させるように、上から押すように圧を掛ける
⑥ベタつきが無くなるまで④~⑤を繰り返す
⑦潤いが足りていない箇所があれば重ね塗りを行う
以上になります。ほとんど化粧水の塗り方と同じですが、化粧水ほど沢山塗る必要はありません。しかし、潤いに蓋をする役割を担っているため、塗った後に足りない箇所があれば、是非重ね塗りをしたほうが良いと思います。
日焼け止め
こちらは補足程度になりますが、外出する際にはしっかりと露出部位に満遍なく塗布して頂き、紫外線から身を守って下さい。
汗と一緒に流れ落ちていることがあるので、こまめに確認しながら、外出先でも塗布し直すことも必要になると思います。ここまですることができれば、真のスキンケアマスターと呼んで良いでしょう。
オールインワンジェル
こちらについては、塗る方法としては、化粧水と同じ方法で良いとされています。
きちんと、足りない部位には足して使用するよう注意書きが含まれている商品もあります。特に、特別な使用法があるというわけではないようです。
おわりに
さて、今回はメンズスキンケアに必要なものと、スキンケア用品の使用方法や正しい順番について調査し解説させて頂きました。
現在、空前絶後の美容ブームとなっており、男性陣も気を抜けない世の中になってきております。スキンケアは、肌の健康を保ち、見た目をいつまでも美しく保つために必須です。
ご自分の肌質を調べて確認して頂き、ご自分に合ったスキンケア用品を選択し、毎日欠かすことなくケアに取り組んで頂くと、その努力が身になり効果として現れると思います。